大病を患って早6年経ちました

EVERYの浅見俊哉です。
一部のお客様にはお話ししておりますが、6年前に病にかかってしまいました。

病名「下垂体卒中」

この病気は、下垂体という脳の真ん中にある器官で、ホルモンを作る働きをしています。
そこで出血があったようで、激しい頭痛に襲われました。。。

3日間、一睡もできないほどの頭痛があり、毎日病院に通いましたが、
なかなか病気が発見されず、4日目に判明し、即入院となりました。

思い返せば、発症の半年ほど前から、頻繁に頭痛があり、
片頭痛と思っていたのですが、予兆だったのかもしれません。

入院は約2週間ほどで、頭痛は1週間ほどで良くなりました。
ただ、この病気の後遺症で、視野欠損(下垂体は視神経の近くの為、影響がありました)となり、
両目とも、外側の視野が、正常な状態と比べ、狭くなってしまいました。

また、体内で必要なホルモンが正常に出なくなってしまいました。

1.副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
このホルモンは副腎皮質に、「ホルモン作れよ~!」と指令を出すホルモンです。
指令の出が悪い為、副腎皮質でホルモンが正常に作れなくなってしまいました。

現在は、コートリル錠というステロイドのお薬を毎朝飲んで補っています。
この薬を飲まないと元気が出ず、体調が悪化してしまいます。

2.甲状腺刺激ホルモン(TSH)
このホルモンは甲状腺に「ホルモン作れよ~!」と指令を出すホルモンです。
指令の出が悪い為、甲状腺でホルモンが正常に作れなくなってしまいました。

甲状腺のホルモンは有名ですよね。出すぎてしまう病気が「バセドウ病」、
少なすぎると「橋本病」です。

私の場合、チラーヂン錠というお薬で補っておりますが、
飲まないと橋本病の患者のような症状が出るようです。

3.成長ホルモン(GH)
このホルモンは主に子供が大人になる際に最も必要なホルモンで、
このホルモンに異常があると「成長ホルモン分泌不全性低身長症」となり
多く出すぎていると「下垂体性巨人症」や「先端巨大症」などになります。

私の場合、発症したのが30歳の時だったので、すでに成長は終わっていたので、
ほとんど問題はありませんが、大人も若干必要とのことで、
現在は、ヒューマトローブという注射を就寝前に皮下注射を自分で打っています。

毎晩、チクチク注射を打つのが苦手で、さぼり気味ですが、
打たないと元気が少なくなるようです。

4.性腺刺激ホルモン
このホルモンは、男性であれば男性ホルモン、女性であれば女性ホルモンを作るよう
「ホルモン作れよ~!」と命令を出すホルモンです。

私の場合、男性なので男性ホルモンに影響があり、
現在は、3週間に一度、エナルモンデポーという筋肉注射を病院で打っていただいています。

このホルモンが出ないと、筋肉が衰えたり、骨粗鬆症となるなど、
体に影響を及ぼしますので、注射で補っています。

どのホルモンも薬で補うことが可能なので、”基本的には”健常者と同じように生活ができます。
ただ、急な体調不良などもあり、お客様にご迷惑をおかけしてしまう可能性があるのは事実で、
今回ブログで内容をシェアさせていただきました。

病気になって、健康であることがどれだけ大事か、よくわかりました。

私の場合、若いころは無茶な生活を長くしており、
お客様のメンテナンスばかりで、自分のメンテナンスは、ほとんどしておりませんでした。

メンテナンスをしっかりすることは、本当に大事なことだと思います。
お疲れの際は、お体を休めに、是非ご来店ください☆

※見た目では全くわからないと思いますが、難病患者です。
私の病気以外にも、見た目ではわからない病気の方は大勢いるかと思います。
当店では、当事者の気持ちは誰よりもわかるつもりでいます。
理解されにくい病気をお持ちの方も、お気軽にお話しくださいね!

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